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2006年5月 7日 (日)

取り憑かれる男 墨田の車椅子

今回は「足立の怨霊」に出てきた、ちょっと変わった前任者さんのお話です。
彼、S君は30代の普通の人ですが、俗に言う「幽霊がいつも見える人」です。

彼の周りの人からその噂を聞いていましたが、見た目はほんとにおっとりした
ちょっと舌足らずのほわーとした人。

本人の前でその口まねをしてちょっとからかうのが、巻き添えを食うK君。
「やめてくださいよ〜〜〜。」今日もK君におっとりと抗議。なんだか笑ってしまいます。

でもS君は毎日の言動が殆ど怪しいんです。
例の足立の事業所でも結構見えてしまい、しんどい思いをしたようです。
それは.............?

ある日のこと、S君は一台の車椅子を押しながら、墨田にある自分の事業所に帰ってきました。
そうS君は高齢者の介護ヘルパーさんなのです。今日は少し表情が曇っています。

「お疲れさん!どうした?元気が無いな。またなんか見えたのか?」
オカルトは日常のことなので、同僚たちは自然と、言葉に出ます。
「ねえ、みんな見えないの?」S君は車椅子を押しながら問いかけます。
え?........。「○○さんがついてきちゃったよ。車椅子に乗ったままここに。」

○○さんはS君が数ヶ月、お世話していたおじいちゃんです。
やっと心が通いあうようになり、散歩をさせてあげようと車椅子
にのせて外出すると、久しぶりの外の景色に、本当に嬉しそうだったのですが
数日前、急死されて、貸し出した車椅子を引き取りにS君が行ったのです。
押して帰りながら、ここまでずっと○○さんの重さと、気配があるのだそうです。

同僚たちはそれぞれに○○さんに想いを馳せました。
「きっと楽しかったから、ついてきちゃったのね。」

どうも介護に関わる人は、見えたり聴こえたりする人が多いようです。
あれから数ヶ月、いまでも○○さんは、その車椅子に座っているそうです。

からかわれているS君も時々は反撃に出ます。(笑)
K君の後ろの空間を見つめ、ふっと笑うのです。
見えないK君はビビりまくり。これも微笑ましいですよ。

色黒のK君が、心なしか青ざめて見えますから。(^^)
それでは今日はこの辺で。

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コメント

おっとり・・・自分も言われます笑
ぼくだって元気なときは!ってS君思ってるかもしれませんよ。笑

投稿: わき | 2006年6月25日 (日) 10時48分

なんかまりやさんの回りには、男の人がいつもいる様な・・。しかも美形っぽい??羨ましい!!Wwそんな話わさておき...。テレビに紹介されてて見てみました*面白いですね!これからも見に来ます☆

投稿: ニナ | 2006年6月24日 (土) 16時47分

懐かしいお話ですね

投稿: Tだよ~ん | 2006年5月 9日 (火) 14時54分

ええー!最近怖い話が続いたせいでしょうか、広告にお祓いさんが現れました。やめよっかな。

投稿: マリア | 2006年5月 7日 (日) 16時06分

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