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2006年3月18日 (土)

ねこねこファンタジー

さて今回は不思議な猫のお話です。
これは元同僚のM君から聞いたお話です。

M君はなんだか、昔の日本の男の魅力を持った30代。
彼の故郷は青森県のある地方都市です。

彼がまだ十代のころ、心優しい少年は、ある日  一匹の
子猫を拾いました。お父さんは猫を飼うことにあまり
良い顔はされませんでしたが、M君は一生懸命お願いして
飼うことを許されたのでした。

猫がこの家に来てしばらくしたある日のこと。



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お茶の間でお父さんはビールを飲んでいました。
そして酔いも手伝ってか、こう言ったのです。
「この猫は一日中ごろごろして、全く何の役にもたてやしない。」
「猫なら猫らしく、ネズミぐらいとってみろ!まったく。」

すぐ目の前にはその猫が横になっています。
M君は隣の部屋でこの様子を見ていました。
『ちょっとまずいかな。』猫と父親の顔を
かわるがわる見ていると、目は閉じているのに
ねこの耳がお父さんの言葉に反応するようにぴくぴく
ぴくぴくと動きます。『絶対聞いて、何を言われているか
理解してるみたいだ?』そう感じた刹那、猫はやおらすっくと
立ち上がり部屋を出て行きました。

子供心にも、いまのはきっと猫が傷ついたに違いないと思い
このまま帰ってこなかったらどうしようと心配になりました。

しばらくして、猫が帰ってきました。なにかを口にくわえています。
お父さんの目の前にくると、猫はそれをボトリと落としました。
それはなんとネズミの死骸でした。
お父さんは大喜びで、さっきとは打って変わって
「おまえはえらい!すごい!なんだできるのに隠してたのか?
うーん。それでこそM家の飼い猫だ。」とほめるほめる。

猫は特に変わった様子もなく、また座敷にごろりと横になりました。
「やっぱり、人間の言葉がわかるんだ。すごい。」
M君は嬉しくなりました。ところが.........。

それからお父さんがお酒を飲み始めると、猫はどこからか
獲物をしとめて来て、目の前にボトリと落とします。
はじめは褒めていたお父さんも、毎回食事をしているときに
血だらけのネズミの頭とか、たまには雀の頭とかを持ってこられるので
だんだんいやになり、「もうわかった。これからのんびり暮らせ。」
と声をかけました。するとまた猫は耳をぴくぴくさせ、それからは
ボトリを止めたそうです。

猫は人間の言葉がわかるんですね。そのお父さんから
その猫のしっぽが割れてきたから化けるかもしれん。
いなくなる前に帰省したらどうかと便りが来たそうです。
猫又伝説は全国に今でも残っているのですね。
お心当たりのある方はぜひ投稿してね。
にゃおーん。

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